標高差:491m
累積標高差:708m

2014年08月29日


宍粟50山に戻る

兵庫県 宍粟市
登り:1時間51分(右廻りにて)
下り:1時間39分
コースタイム:3時間33分
Road Map :R29を播磨一宮で県道6号線に入り、倉床川沿いの林道に入る。途中に道標あり。
Route Map:周回コースの分岐点である第9号橋を基点に右廻りで周回する。
宍粟50山』林道から登り、林道へ下る。途中、変化あり面白い山。
銅山
期待しないで行くと変化が多いので面白い山に感じた。快適な主尾根歩きは紅葉時が良いと思うが、紅葉時になればもっとましな山に行くだろう。
宍粟50山完登
絶対に行くまいと思っていたが、今年の冬に行く山がなかったことから手を染めてしまった。既に兵庫100山で大半を登り済であったので、片手間ながら8ヶ月で終ってしまった。完登すれば記念品が貰える6年前はブームになった様であるが、現在はバカらしくて体力の無いオジンしか登っていない様に思える。
28〕銅山 (954m)
どうやま
今年1月18日に始めた宍粟50山は片手間に登り、年末に完登の予定であったが、意外と早く完登してしまった。ここまでクソ山ばかりであったが、最後になった銅山は変化が多く面白かった。但し、銅鉱山の跡地があり、銅による鉱害が気持ち悪くて沢水を触る気がしなかった。
右廻りコース、左廻りコースの分岐点である第9号橋に車を停める。駐車地は橋手前の両側にあり、4台程が停められるスペースがある。
コース分岐点の三股に”銅山”への道標あり。左側の林道を進み、右廻りコースからの周回とする。10時27分に林道を歩き始める。
倉床川は小さな沢であり、水も綺麗くはないが、沢音が心地よい。
倉床川沿いの車が充分走れる林道を歩いて行く。気温は22℃と涼しいが陽射しが強く日陰を選んで歩く。
材木置き場の様な広い場所があり、周回でなければこの辺りに車を停めてピストンすることが出来る。
林道にはタイヤ痕が多く、工事用の重機が往来している様だ。
鉄条網には”銅精錬所跡” ”坑道跡”の表示あり。金鉱山、銀鉱山なら良いが、銅鉱山は鉱害がありそうで、気持ち悪い。偏見かも知れないが沢水には触れたくないと思った。
道路の下部を水流にえぐられて縦横20cmのコンクリート橋があった。長さは10mを有に越えており、人が乗ればたちまち崩壊してしまう感じた。このまま頑張ってくれれば”根性橋”になりそうだ。
登山口からは小さな沢を渡るのであるが、細い丸太で作られた木製の橋は剛性がなく折れそうにしなる。
林道歩き27分で”登山口”に着く。ここでは木材伐採が行なわれており、一応、立入り禁止にはなっていた。
林道を少し進むと、崖にロープがぶら下がっていた。ロープを頼りに崖を攀じ登る。
登山道を登って行くと林道跡に出た。道標の方向に従って林道跡を進む。この時点では判らなかったが、この後、これの繰り返しとなる。
樹林帯の中、踏み跡もはっきりしない登山道を登って行くと、又もや林道跡に出た。ここにも道標があり助かる。
ここも登山道に戻る所にはロープがぶら下がっているだけ。
急斜面の枝尾根を登って行く。この時点では林道跡にお別れで山頂までは登山道になると思ったが・・・
道標は右側の尾根に向えと指している。
林道とはおさらばしたつもりで一山越えると、前方に2本の林道が交差しているのが見えた。この山はどこまで林道跡が伸びているのだろう。
オニタケ”は多く生えており珍しいキノコではないが、格好良かったので写真に撮ってみた。因みに猛毒らしいです。
ヒノキの植林帯からかすかに銅山が見えた。進んでいる方向とは違うので大きく右に曲がって行く様だ。
そして又、崖を上って登山道に戻るのであるが、頼りのロープが上でまとめられており、ロープに手が届かない。ロープは故意なのか偶然なのか判らないが崖上りには苦労した。
又々、林道跡が出て来たが、今回は横断するのではなく、平行して林道跡の脇を歩く。林道跡はこの先で終点となっていた。
やっと林道跡からおさらばして、枝尾根に入っていく。
下部では枝打ちされていたヒノキ林であるが、この辺りのヒノキが放置されたままで、明るさがない。
枝尾根の斜度は適当にきついだけであるが、一枚斜面でステップがないので歩き難くきつい斜面に感じる。
1時間33分にて”主尾根”の道に入る。ここから山頂までは穏やかな尾根筋歩きと思っていたが・・・
空が見える様になり、主尾根に向ってトラバースして行く。
展望は利かないが尾根筋の道は雰囲気が良かった。
主尾根の登山道は行き成り大きく下って行く。この後も小さな登り下りを繰り返す。
山頂に向けて緩やかに登って行く。
季節柄、キノコは各種が沢山生えていた。これはベッピンだったので撮ってみただけ。
山頂からは大きく下って行く。登山道は大路峠側の方が良さそうに見える。
1時間51分にて”銅山”(954m)に着く。ピーク感無く、展望も無いのはいつもの宍粟50山と同じ。直ぐに下山する。
サロンパスの木”と表示された雑木があったが、この時点では何を指してサロンパスなのか判らなかった。後日、調べると表皮を剥くとサロンパスの香りがするらしい
林道の様な広い登山道が続く、ヒノキ林から雑木林に変わって来て快適な登山道となる。
尾根筋の両側、特に左側は結構な落ち込みになっていた。
樹木が無ければ結構な馬の背なのだろう。
ブナの小木も混じる雑木林の登山道、紅葉時が良さそうだ。
尾根筋を大路峠に向けて緩やかに下って行く。相変わらずの快適な尾根道歩きである。
又”サロンパスの木”があった。正式名称は”ミズメ”と言うらしいが、”ネコシデ”も同じ匂いがするらしい。
北側に目をやれば、何やら山は見えるが、さっぱり同定出来ていない。
樹木の隙間から銅山の山頂が見えたが、見える箇所でこの程度。
下り49分にて”大路峠”に着く。特に何がある訳でも無い。
穏やかな尾根道歩きも終盤となり、大路峠に向って激下りとなる。
斜面にはジグがまったく切られておらず、階段も整備されていない一枚斜面なので、激斜面と感じるだけなのだろう。
直ぐに”倉床川源流”の標識があったが、いつも思うのはどこまで調べて源流を謳っているのか? 本当に源流なのか?
現に直ぐ東側の谷はここより上から沢水が流れていた。いい加減なマニアがここが源流!と言い出しただけの様な気がする。
”大路峠”からは”大路谷”を下山して行く。
沢を挟んで林道が見えた。林道と言うより車が走行出来ない林道跡だ。
沢沿いの気持ちの良い道を下って行く。登山道の踏み跡はしっかり付いており問題なし。
林道跡を歩いて行くが、目の前は崩壊していた。
先の崩壊帯は問題なく通れたが、更に激しい崩壊帯がある様で”迂回路”が設けられていた。ここは素直に迂回路に入る。
林道跡に戻り、淡々と歩いていると左側の森林に太陽電池を備える別荘の様な建屋が見えたが、生活臭はしなかった。
短い迂回路なれど、きっちりと橋が架けられていた。
長い林道歩きを終えて、下山1時間39分にて駐車地に戻る。
周辺には鉱山入口も見られ、それが銅鉱山であれば、沢水は飲みたくないし、触りたくもない。